創業者の想い

創業者の想い

藤原 充弘
藤原 充弘

フジワラ産業は、1980年に水処理設備と防災設備の会社として設立されました。
創業者である藤原充弘は、1942年に現在の岡山県備前市に生まれ高校を出て地元企業に勤めました。しかし発明で身を立てることを志して大阪に出ます。油圧関係の仕事に従事しながら大学に学び、いつも新しい製品のアイデアに想いを巡らせていました。
1980年の会社設立の後、1982年には現在も主力である水処理施設用フジフロート自動スカム除去装置を開発。1990年には画期的なモノレール式汚泥かき寄せ機を開発します。しかし水処理分野への新規参入は容易ではなく、採用までには数年を要しています。2003年には、当時連続して起きた海底地震による津波への不安に応えて日本初の鉄骨式津波避難タワーを開発、その後も様々なアイデアを提案して、発明・開発の件数は700以上に及びました。
環境問題にも早くから関心を持ち、人工降雨の実験や洪水対策用設備の開発などに取り組みました。また、丈夫な根を張る広葉樹アラカシの苗を土砂崩れ対策として各地に送るなど独自のアプローチで活動を進めました。
長年の発明への取り組みが評価され、「発明大賞考案功労賞」「大阪府発明実施功労者賞」「大阪優秀発明賞」「近畿地方発明表彰」などを受賞、ますます発明に情熱を注いでおりましたが、2019年10月に逝去いたしました。

創業者のあゆみ

表彰等

  • 平成4年度大阪府発明実施功労者賞
  • 平成6年度大阪優秀発明賞
  • 平成9年度ベンチャービジネス優秀賞
     テクノコンペ(㈱近畿建設協会)
     研究奨励賞「タスカルゲート(予備ゲート)」
  • 平成17年度近畿地方発明表彰(㈱発明協会)
     発明奨励賞「フジフロートスカム装置」
  • 平成18年度近畿地方発明表彰(㈱発明協会大阪支部)
     発明奨励賞「津波避難タワー タスカルタワーA」
  • 平成21年度近畿地方発明表彰(㈱発明協会和歌山支部)
     支部長賞「モノレール式汚泥かき寄せ機」
  • 平成27年度大阪府発明実施功労者賞
     はばたく中小企業・小規模事業者300社2017に選定(中小企業庁)
     日本発明振興協会関西支部第37回発明振興表彰
     優秀発明賞「汚泥掻寄装置」
     関西発明大賞「津波・洪水等の非常事態からの避難装置」
     日本発明振興協会第43回発明大賞
     考案功労賞「汚泥掻寄装置」
  • 平成30年度大阪府発明実施功労者表彰
     「津波波力を軽減する構造を有する避難タワーの考案」
     日本発明振興協会関西支部第38回発明振興表彰
     優秀発明賞「津波避難シェルター」
     優秀発明賞「火山用防災シェルター」
     考案賞「歩道橋型津波避難施設」

水の命、人の命、そして、地球の命を守る

「21世紀は水の世紀である」と言われるように、「水」の問題は途上国地域はもちろん先進国においても、人々の命や生活を支えるための最重要事項です。フジワラ産業は、創業者 藤原 充弘が生涯をかけて取り組んできた「水の命」「人の命」そして「地球の命」を守るという理念を大切にし、さらにより良い製品づくりに邁進して社会貢献をめざしてまいります。

フジワラ産業